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私は、多分、日本では珍しい「男性育児研究家」です。13年ほど前にはじめて、子宝に恵まれ子育てにエントリーしました。第一子は女の子。彼女も早、中学生。毎日、髪の毛をゴムでくくって、ぴしっとアイロンの当った白いブラウスを着て、重量挙げのバーベルほどの重さのカバンを担いで学校に通う、真面目な中学生になりました。もちろん。塾にも通っています。
私は彼女が生まれるまで、子どもが可愛いと思ったことはありませんでした。子ども連れで、新幹線に乗って帰省するご家族を見るたびに大変だなあ。かっこ悪いなあ。と思っていました。
でも、自分が子育てを始めてみると、かっこ悪いなんてことは言っちゃいられない。電車の中で泣き喚くわが子を抱っこしてあやす。おしっこやうんちでいっぱいのオムツを替える。風邪をひいて詰まった洟を口に吸い出してやる。などなど諸先輩方がやってこられた子育てにどっぷり漬かってしまいました。とにかくひとり目は、何もかもが必死。家内がふたり目が欲しいと言い出したときには、頭の中がくらくらしたことを思い出します。
とまあかっこ良さとは縁遠い子育てのはずなのに。これまでのマスメディアの役割が「夫婦二人の時間を大切にしたいから、私達はDINKSよ」という素敵なご夫婦をご紹介することだったのに。AERAが、子育てがかっこいい時代がやってきた、なんていう特集をやってしまったのです。
そのルーツは、結婚(ゼクシイ)したらの次は妊娠だろう、とばかりにリクルートが「赤すぐ」なんていう雑誌にあるのですが。結婚してかっこよく子供を育てる。この流れが、社会のメインストリームになりつつあるのです。
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